ピップ イヤーホリデイ ペン型 ソフトな耳せん 専用ケース付(PIP EAR HOLIDAY)
楽天市場のレビューと評価 も参考に。
出典: Amazon.co.jp
発売から10年以上となる耳栓である。
ピップ・エレキバンやスリム・ウォークで有名なピップという会社が出している商品なので、ドラッグストアによく置かれている。
パッケージには、Made in Taiwan(台湾製)と書かれている。
また、お手入れ方法として
軽く水でもみ洗いしてよく水分をふき取り自然乾燥(8時間以上)させる。
と記載されている。(商品パッケージより)
取り替え時期としては、
※耳せんがふくらまなくなったり、汚れがひどくなってきた場合は新しい製品と取り替えてください。
と書いてある。(商品パッケージより)
形状は、裾が広がったベル型で、耳穴にふたをするような形となっている。
この商品以前にベル型耳栓というのは、日本で流通していなかったので、
「日本で初めてのベル型耳栓」
ということが言えるだろう。
※ちなみに、アメリカでは、この頃、すでに、Howard Leightという会社の商品でMax というベル型の耳栓が販売されていた。
このイヤーホリディーは、遮音性能の目安となるNRR値は公表されていないが、パッケージの商品説明によると
交通量の多い交差点の騒音(約80db)が静かなオフィス並み(約50db)になるとのことなので、30dbの遮音能力があるということなので、NRR30くらいであろう。
また、Amazonの商品説明によると、
周波数125ヘルツの低音域で33dbの音をカット。
周波数8000ヘルツの高音域で46dbの音をカット。
ということなので、
HOWARD LEIGHT MAX Sサイズ ベビーオレンジ 7ペア
と同等の遮音性能である。(ちなみに形状、素材も似ている)
※下記数値参照。アメリカでの商品名は、MaxSmall。
参考: Howard Leight の商品カタログ 2015年版より抜粋
イヤーホリディの素材は、商品パッケージにポリウレタンと明記されている。
また、「表面をなめらかに加工し、汚れがつきにくくなっている」とのこと。
筆者の使用感としては、耳穴にペタッとへばりつく感じで、密着度の高い耳栓である。
この耳栓を紹介した本がある。
この本の中で、著者の古市さんが、おすすめの耳栓としてイヤーホリディを紹介している。
2007年頃出版された本なので、その当時としては、ベストの耳栓ということだろう。
現在、遮音性能が高いと人気のあるMoldex〈モルデックス)のCamo〈カモ)やSpark〈スパーク)Pura-Fit〈プラフィット)が日本で流通し出したのは、この後である。
イヤーホリディが日本でロングセラーである要因は、
1、ドラッグストアで入手しやすい。
2、この大きさに合う日本人が多かった。
3、ベル型、素材の密着度が作り出す遮音性能の高さ
であるだろう。
耳栓というのは、人によって好みがあるし、ピッタリ合うサイズも違う。
が、このイヤホリディは、10年以上も生き残ってきた商品なので、それなりに使用者〈ユーザー)も多い。
よって、自分のベスト耳栓が見つかっていない人や耳栓探しをしている人は、このイヤホリディという耳栓を試してみるのもいいだろう。